株式会社NAMOTO

ViSaGe MkIIVisual Stimulus Generator Cambridge Research Systems 社

ViSaGe MkII

ViSaGe MkⅡは、CRT、LCD、DLP、OLEDといったディスプレイに正確なタイミングで較正済みの視覚刺激提示が簡単に行えます。

また、ボタンボックスやアイトラッカー、モーショントラッカー、EOGアンプリファー、さらにはMRIスキャナーといった外部のデータ収集機器と同期された刺激提示をするための、確実で信頼性のあるメカニズムを搭載しています。

新規購入の際には実験用カスタムソフトウェアを無償で作成しご提供いたします(1週間程度で作成可能な内容でお願いします)。

ViSaGe MkⅡの特徴

どのような研究プロジェクトでも、素晴らしい洞察から始めて決定的な実験を実現するまでが最も難しいところです。 そして視覚刺激発生の方法は数多くありますが、選択を誤ると時間と費用を無駄にしてしまいます。 コンピュターグラフィックスを利用するのは明確な解決方法ですが、それでさえ、そう単純な話ではありません。 ほとんどのコンピュータ制御のグラフィックシステムはゲームのために設計されており、それらはプログラムすることが難しく、さらにメーカーサポートも受けられません。また多くの場合はそれらのダイナミックレンジは実験的用途には不十分で、コントラストと色の制御とに限られており、タイミングにおいては予測不可能です。 こういった中で、ViSaGe MkⅡは視覚と脳の認知心理物理および神経生理学的研究のための、理想的な選択肢となるでしょう。

ViSaGe

・Windows用のリアルタイムドライバが、100Hz以上のフレームレートでもフレーム同期した提示を保証
・ガンマ補正や色較正を統合的にサポートする14bitカラーと輝度コントロール
・事前に計算した画像のシーケンスをバッファリングするための専用のPCI Expressフレームストア
・EOGアンプのようなサードパーティ製の機器を制御するための、統合されたデジタルI/Oインタフェース
・柔軟性を高めるのためにMATLABプログラミングを採用。事前にプログラムされた実験用パラダイムを提示

実績

Cambridge Research Systems社は、視覚科学者のための機器を製造するために、ジョン・ロブソンFRS教授と彼の息子、トム・ロブソンによって設立されました。 当初から25年間以上、視覚刺激発生装置(当時はVSG)を供給し続けています。 前のモデルであるVSGは、私たちの知る範囲だけでも文字通り何千通りの実験に使用されており、同様に出版物に掲載されています。

前のモデルであるVSGは、独自のグラフィックスカードで、比較的低レベルでプログラムされなければならりませんでした。2004年の視覚科学学会の会合で最初に発表された開始されたViSaGeは、内部フレームストアカードとベンチトップコントロールユニット(黒いタワー)で構成されています。ViSaGeはこれまで以上に強力であり、およびMATLABのインタラクティブなスクリプト言語を使用して制御されます。科学的かつ技術的なコンピューティングのためのツールとして使用するための高い汎用性と簡易性があります。

高い互換性

ViSaGeは、既存の研究室にある装置に組み込んでセットアップすることが容易にできます。
トリガや同期のための複数のデジタルI/Oラインの他、ビデオディスプレイに同期したデータ収集のための、高性能でバッファリングされたアナログI/Oを利用できます。
より多くの完成度の高い視覚科学アプリケーションを構築するための、ViSaGeは当社の数々の製品をシームレスで組み合わせることができます。

精度の高さ

ViSaGeは業界最先端のメーカーが提供する最新のハードウェアを基盤としています。 ゲーム用に設計された多くのグラフィックシステムとは違い、このチップセットは2次元の描画用に高度な最適化がなされています。

正確なタイミング

CRS社だけのリアルタイムドライバーは刺激提示を正確なタイミングで行ない、Windowsとは無関係にハードウェアにアクセスします。ディスプレイはあなたが希望する正にその時に切り替わりますし、コマ落ちや余分なコマが挿入されてしまうことは起こりません。

正確な輝度及び色度

14bit-Video DACSと精度の高いキャリブレーション装置を備えているため、刺激の輝度と色彩の特性は拡張したダイナミックレンジ内で高精度に定義されます。これにより刺激提示用モニターから引き出しうる最高の画面品質が保証されます。

新機能

新しいPCI Expressバス技術を使用するコンピュータシステムの登場により、今回PCI Express技術を採用したViSaGeのシステムの新しいバージョンをリリースしました。新しいシステムは、刺激提示の性能を向上させ、強化されたグラフィックス機能へのアクセスを可能にするリアルタイム・ドライバを装備しています。新システムは、元のAGPベースのViSaGeからの後継機となります。

この新しいViSaGeシステムは、市場におけるAGPベースのコンピュータシステムの終わりを告げるものであり、新しいPCI ExpressのPCが取って代わるものになるでしょう。また、将来の科学を見据えた、より新しくより高度な実験を開発する上で、研究者の皆様に貢献できる性能の向上でもあります。

使い易さ

新しいCRS Toolboxは、ViSaGeのパワーにMATLABの明快さを加えています。 分光放射計および生理学的な色空間、新しい心理物理方法、簡略化されたランダムドットプロットとステレオディスプレイなど、MATLABのパワーとシンプルさをフル活用して、我々は新たなサポートも含む多くの新機能を追加しました。 デモンストレーションを目的としたアプリケーションが、幅広い本物の実験を実現します。

またViSaGeをご購入いただくと、他のCRS社製品と同様にテクニカル・サポートが受けられます。 CRS社とナモトのプログラマー、科学者、技術者が、刺激の構成をどうするかという問題からプログラミング上の問題まで、あらゆる質問にお応えします。

資 料 等

ViSaGe MkII 仕様詳細

『 Metropsis 』視覚テストソフトウェア
Metropsisは、色覚異常のテストソフトや被験者のコントラスト感覚を測定するSoftwareです。

『 VSGの道具箱 』
日本女子大学 心理学科 岡本安晴先生 Delphiを利用したプログラムのSampleがあります。

お問い合わせ

下記よりお気軽にお問い合わせください。

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